Curelityが取り組む課題を教えてください。

最終的には骨折しない骨作りを支援し、健康寿命の延伸を目指します。そのためにまずは、日本の骨粗鬆症診療の底上げが課題です。国民の関心を高め、医師の診療支援を行い、そして地域連携を強化します。なかでも診療可能な医師を増やすことが1st ミッションと考えています。

臨床経験から学んだ現場のニーズを教えてください。

日々の緊急業務が多い医師にとって、腰を据えた骨粗鬆症診療は後回しになりがちです。実際に急性期病院で働く整形外科医70名に対するアンケート調査で、82.2%が「多忙による骨粗鬆症診療への意欲低下や勉強不足」を自覚していることが分かりました。急性期病院の業務負担軽減や効率化がニーズとしてある一方で、誰に行動変容を促すかが大事であることも痛感しました。

サービス「ほねなび」は医師向けですか?それとも患者向けですか?

「ほねなび」は骨粗鬆症診療を支援するサービス名の総称であり、医師、患者様、もしくはそのご家族様にもご使用いただける仕様となっています。まずは診療可能な医療機関を増やすことをミッションに、病院やクリニックを対象とした診療立ち上げや業務効率化に注力しています。また、DEXA機器を保有する医療機関において機器の有効活用を提案しています。

今後の事業計画を教えてください。

病院・自治体・企業と協力し、多角的に日本の骨粗鬆症診療の底上げを目指します。そして、高齢化率世界一を誇る日本から世界に発信できるエビデンス構築を目指します。また、診療支援の取り組みを随時他疾患にも拡張していく予定です。